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執筆者の写真清彦 山崎

【君の動画画質悪いね⁉】動画を送ったら画質が悪くなる理由と対策



さて、今回はスマホ動画のサポートの案件からのお題で書かせていただきます。

皆さんは「動画でメッセージを送ってみて」とか「状況を動画で見せてください」という要望を受けることはありませんか?

例えば、写真では伝わりきれないシズル感あふれるグルメ映像や不具合のある場所の撮影など最近こういった状況が増えていると思います。

そこでいくつか注意点を書かせていただきます。


■項目■



送った動画の画質が粗いと言われる


「〇〇さんが送ってくる動画はいつも汚い。古いスマホ使ってるのかしら?」

だなんて事をいわれてしまったことや思ったことがあったら、考えられるのは3つ。

  1. 本当にスマホが古かった

  2. 明かりが少ない場所で撮影している

  3. 設定がきちんとされていない


のどれかです。

実はスマホが古いということはほとんど事例としては見ません。

どちらかというと2番か3番、2番は明るい場所で撮影すること、特に昼に撮影すれば粗くなることはほとんどありませんのでやってみてください。

実は最後の3の【設定がきちんとされていない】が一番ありがちな事例になります。


設定とはなんのことでしょう?



本体の設定?それとも…


実は設定としては本体というよりむしろアプリの設定が重要なのです。

皆さんが利用しているシーンを思い出してみてください。


A「状況を知りたいから動画で送ってもらえる?」

B「OK、じゃあこのままLINEおくるね」

A「ありがとう、これをスマホ本体に保存して〜、関係者にシェアしてみようっと」

C「Aさんから来た動画なんか汚いね…」

のようなことじゃないでしょうか?


ほとんどの方が写真アプリで撮影した動画を添付しているわけではなく、そのままアプリで撮影して送っているのではないか?と思います。

実は、

動画の解像度は撮影に使ったアプリによって異なっているのです

どうしてサイズが異なっているんでしょうか?



アプリで解像度が異なる理由


実はLINEやInstagramは【SNS】なのでみなさんが快適に画像や動画を見てもらえるように標準のサイズを【小さめ】にしているんです。


ここで少し難しいお話をさせていただきますが、画面のサイズとは別に、アスペクト比という画面の比率のお話がございます。

混同しやすいのですが、比率(アスペクト比)はアプリのレイアウトでちゃんと見えるような枠と考えてください。画面サイズはその枠に入る画面の細かさです。


テレビではFullHDと呼ばれる画面サイズ1920Pixel×1080Pixelで放送されていますが、実はアプリによっては標準の値がこれよりも小さく設定されていることが多くあるのです。


InstagramやLINEの標準のサイズ

■Instagram■

通常フィード

正方形の場合 推奨解像度が600 x 600ピクセルで、アスペクト比が1:1

縦長の場合 推奨解像度が600 x 750ピクセルで、アスペクト比が4:3

横長の場合 推奨解像度が600 x 315ピクセルで、アスペクト比が1.91:1


ストーリーズ・リール

正方形の場合 推奨解像度が1080 x 1080ピクセルで、アスペクト比が1:1

縦長の場合 推奨解像度が1080 x 1920ピクセルで、アスペクト比が9:16

横長の場合に、推奨解像度が1080 x 1350ピクセルで、アスペクト比が4:5


■LINE■

横長の場合 推奨解像度:240×135~1920×1080 アスペクト比:16:9

正方形の場合 推奨解像度:600×600~1280×1280 アスペクト比:1:1

縦長の場合 推奨解像度:125×240~1080×1920 アスペクト比:9:16


となっています。LINEは特にバラバラですよね…

綺麗な動画を送るにはどうしたらいいのでしょうか?



綺麗の定義をしないといけません


以前、粗い画質の動画を送ってきた方がいて、その方はどうしても


「美肌プラグインが使いたいからこのアプリで送りたい」


とおっしゃっていました。

業務でないなら、半分の大きさになってしまっても、お客様の最終判断が絶対です。

ただ、他の映像と比べてしまうと(1280×720のサイズと1920×1080のサイズ)では見劣りしてしまうことは否めません。

仕上がりに影響してしまう旨をご理解いただき、それでもそのアプリが良いという場合はそれが正解ですが、ここでも設定があって変えられることもあります。


LINEの場合は右上の歯車マーク(設定)からずっと下にスワイプしていただき、写真と動画の一番上、送信する写真の画質を標準から高画質にすることで綺麗なものが送れます。

Instagramの場合も右上の三本線(設定)からずっと下のメディアの画質から、最高画質でアップロードを実行すると綺麗なものが送れます。


このように様々なアプリでは最高画質で送信という機能があります。

ただし、先程もお伝えしましたがこれらはSNSなので、他の方に遅滞なく見ていただくための最適なファイルサイズという点で設定されております。


「送ってもらったものがめちゃくちゃ開くの遅いんだけど…」


と言われてしまう可能性もあります。



まとめ


今回はInstagramやLINEの撮影機能を使って送る!ということに特化したお話をかかせていただきましたが、最終的には相手がどのようなものを求めているか?によって出力と送る方法を変えるべきということなんです。用途によって最高画質が必要な場合は


写真アプリ(これも設定があります)で撮影した動画をファイル便のようなものにアップしてURLを送る


というのが一番良いと思います。

ただ、最後の最後にご注意いただきたいのは、最高画質での撮影はスマホの容量を圧迫してしまいがちということです。

動画は写真よりたくさんの容量を使います。気がついたら容量が一杯で撮影できない…なんてことにならないように気をつけてくださいね。


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