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執筆者の写真清彦 山崎

地域をつくっていく方法 〜YMM山﨑の事例〜

株式会社山崎メディアミックス山﨑です。

弊社は埼玉県越谷市せんげん台にあります。


なんてことはない、埼玉の住宅地であり、人工が多いので地下はそこそこ高い割に平日の日中はお年寄りと主婦層のみというランチをやる飲食店ぐらいしか日中のメリットがなく、営業している店舗も限られています。

私山﨑は千間台西口商店会の会長であり、地域の中小企業の社長があつまる埼玉中小企業家同友会東部地区会の地域づくり委員会の委員長、越谷市商店会連合会の街づくり委員会の委員長も仰せつかっております。

私が商店会長に就任した際、心無い人から


「権力がほしいわけ?」


と言われました。

実はまったく権力というものには興味がありません。

もちろん、収入はほしいので、こんな無収入で努力するなら市議会議員やったほうがいいんじゃないか?と思うこともしばしばありますが…

前置きが長くなりましたが3年間活動してきた成果と、今後の展望を簡単にご紹介します。

商店会の会長に就任したのは、前任者の突然のご病気、そしてご家族の連絡シャットアウトで後継者が半年間居なくなってしまったからでした。

引き受ける人が誰もおらず、白羽の矢が立ったのが私でした。

市役所などとのパイプがあったのが一番の理由ですが、

1年目は各商店が積極的にゼミのような発表を行い、技術交流を通してお互いに商店会の仲間としてパートナーシップを発揮できる環境整備の構築でした。

2年目は副会長を若手にし、その中から時期会長を選ぶ前段階として1年目の動きを進めていこうという考えでしたが、コロナの世になってしまいます。

相次ぐ商店の閉店があり、自身もコロナに感染してスタートが出遅れた3年目でしたが、副会長の判断で会を止めることなく進めていくことができました。

コロナ禍でありますが、フラワーポッドやオフィシャルパートナーシップを結んでいる越谷アルファーズとの連携も行い、活発な商店会活動を目指して動きました。

埼玉中小企業家同友会の東部地区会の委員長も今年7月には京都橘大学の岡田知弘教授を迎えて「地域経済の活性化が地域の豊かさに反映される」ということを学びました。またその際、埼玉県立大学の濱口豊太教授から「商店会に論文をわかりやすく書いたポップを置いて健康なまちづくりをしてみたい」というご提案があり現在準備をしており、その経緯を説明する例会が今年、令和3年12月16日木曜日に開かれました。

この例会では越谷市役所の職員の方、県立大の教授の皆さま、学生さんとZoomでありながら60名近い参加があり、多数のゲストとのグループ討論を行いました。

プロジェクトがまだ始まったばかりですが、ようやく

企業と学校と官公が地域に結ばれるプロジェクトがスタートします。


会社をやりながら、3年かかりました。

そしてこれはまだ実績にはなっていません。

これからです。


これからポップができ、商店会の会員の場所に置かれ、地域の方の目に触れ…

評価や流れが見え始めるにはプロジェクトを継続し、結果の一段目はやはりまた3年はかかるでしょう。

しかし、拙速にことを考えず、我々の世代ではなく、その先の世代まで考えた活動を継続的なしくみの中で行うこと。


この継続性が「ブランディング」になっていきます。

この記事をみて、衰退する地域をどうにかしたい…とお考えの方がいらっしゃれば、今一度地域の資源(人的・物的)を掘り返してみてください。

例えば大学やは地元の中小企業と手をつなぎたがっています。

もちろん、自社の事業を行い、その上でプロジェクトを進めていかなければなりませんが、自社の新たな事業が手を取り合うことで見つかるかも知れません。


地域の発展と自社の発展は両輪

でなければなりません。

弊社は2名の会社で無理をしなければ今回のスタートアップをすることができませんでしたが、もうちょっと楽にできる方法もあるかもしれません。

せんげん台エリアが5年後10年後に県立大学のある町として全国区になっていたら、その最初にはどんなかんじだったか?という地域の記録としてこの記事が読まれたら嬉しいです。

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